インターフェロンを使わない治療
(直接作用型抗ウイルス剤)
C型肝炎の治療法
C型慢性肝炎の治療方法は、ウイルスのタイプ、肝臓やほかの病気の状態、これまでの治療などによって異なります。
現在の治療の中心は、「抗ウイルス療法」です。
「抗ウイルス療法」は、体内からウイルスを排除する治療で、肝硬変や肝がんに進展するリスクを低下させます。
現在は、飲み薬だけを8週間、12週間、16週間、あるいは24週間服用して、ウイルスを排除する「インターフェロンを使わない治療」が中心に行われています。
抗ウイルス療法
- 飲み薬のみ
-
- 注射+飲み薬
-
インターフェロンを中心とした治療法
- 注射
-
インターフェロン
抗ウイルス療法が行えない患者さんに対しては、「肝庇護療法」や「瀉血療法」が行われます。
肝炎の炎症をおさえ、病気が進むスピードを遅らせます。
対症療法
薬物療法(肝庇護療法) | 肝細胞の破壊を防ぐ |
---|---|
瀉血療法 | 体内の血液を外部に排出することで症状の改善をめざす |
広島大学大学院医系科学研究科 医療イノベーション共同研究講座 教授 茶山一彰先生 監修
「肝臓への注意報」より引用