肝がん発病との関係
C型肝炎は、放置したままでいると「肝硬変」や「肝がん」へ進行する可能性があります。
肝がんの原因の65%はC型肝炎です1)。
日本では年間約3万人が肝がんで亡くなっており、がんによる死亡数でも上位に入ります(2015年:肝臓がん死亡数5位)2)。
なお、肝がんの発症率は、肝臓の線維化が進むほど高くなります3)。
肝がんによる死亡者数の推移4)

- 1)
- 一般社団法人 日本肝臓学会, 肝がん白書 平成27年度, p7
https://www.jsh.or.jp/medical/guidelines/jsh_guidlines/Liver_Cancer2015 - 2)
- 公益財団法人 がん研究振興財団, がんの統計’16, p15
- 3)
- 日本肝臓学会 肝炎診療ガイドライン作成委員会, C型肝炎診療ガイドライン(第6.1版), p3-4
https://www.jsh.or.jp/medical/guidelines/jsh_guidlines/hepatitis_c - 4)
- 国立がん研究センターがん情報サービス『がん登録・統計』(独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター)
(http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/index.html)(2017年7月28日に確認)
広島大学病院 消化器・代謝内科 教授 茶山一彰先生 監修「肝臓への注意報」より引用